明日は野球イベントします!
孫田はふと昔を思い出していた。
蝉が鳴き 余計に暑さを感じさせる
2000年夏、、、
当時高校生だった孫田は、
部活、ブカツ、BUKATUな毎日を送っていた。
充実してたかと言うとそうではなく、ただひたすら家と学校の往復を繰り返していた夏だった。
孫田は自分がこの部活をやり続けた先になにがあるのか疑問を持っていた。
プロになれるわけでもない、みんなはバイトして夏遊びまくっている。。。
なんかすごく自分がしている事が昔から変わらず幼い事をしているような感覚におちていた。
グラウンドに落ちていた野球ボールを拾いそのまま思いっきり投げ自分の苛立ちをネットにぶつけた。
乾いた摩擦音が聞こえただけでボールの勢いはネットに吸収された。。
ため息をつきグラウンド去ろうとした時、
1人の人物が孫田が投げたボールを拾い歩み寄ってくる。
「甲子園につれてって、、、」
「私を甲子園につれてって孫田」
、、、
クラスメートのきょうへいだった。
ただのハゲに甲子園に連れてけとあおられた。
そうだった俺のクラスは男子しかいない学校だった。
ときめきなんぞ皆無な学校だった。
きょうへい「甲子園につれて、、」
孫田「ごめん!!!無理なんだ!」
きょうへい「無理じゃないよ。きょうへい知ってるもん孫田が毎日練習しているところ。だから無理じゃない。」
南ちゃんなら100点だけど、あいては野球部のハゲのきょうへいだ。
孫田「ごめん!やっぱ無理だ」
きょうへい「どうして?どうしてよ?」
孫田「だって俺、、、」
「バスケ部、、だから。」
きょうへい「あちゃーーー」
これが男子校の悪ノリだ。
最悪な悪ノリを思い出す。おもんないのに全力でやる男子校の悪ノリ。
だから、
だから明日は青春を取り戻すんやーー!